glay-usagi’s diary

ASDグレーゾーン「うさぎ」の、理解されない人生の記録

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距離感がおかしい

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これも最近になって気がついたことですが、私はパーソナルスペースが人と少し違うようです。相手との物理的・心理的な距離が、どうやら他の人の目には不自然に映るようです。

 

「対人モード」がONのときには、きちんと礼儀正しく振る舞えます接客中や初対面の相手に対しては、距離感も変ではないと思います。( → 参考記事: 「対人モード」について )  私は接客業の経験が長いですが、接客態度について注意されたことは一度もありません。

敬語も得意な方です。普段はあまり使っていませんが、仕事モードに入ると尊敬語と謙譲語の使い分けにもうるさいです。マイクアナウンスのある職場で、間違った敬語が使われている台詞を読むのが嫌で仕方がなく、勝手にマニュアルを書き直してひどく怒られたこともあります。

接客用の笑顔で受け答えをすれば、大抵の相手は好印象を抱くと自負しています。「笑顔がいい」「感じがいい」とお客さんから褒められるのはいつものことです。毎回更なる笑顔でありがとうございますと返していますが、それも実はちょっと面倒臭いです。

ところが、プライベートになると勝手が違います。初対面やどうでもいい人の場合には、上記のように「対人モード」で距離感を保てます。しかし、相手を「もてなさなくて良い相手」だと認識し、対人モードがOFFになると途端にわからなくなるようです

 

以下は、プライベートのときのことです。まず、相手が女性の場合、私は一律に自分でもわかるほどにぎこちなくなります。文面ではすごく仲良くやり取りをしていても、実際に会うとなかなか近づけません。思うように喋れず、顔を見て話すのがやっとです。相手のことが好きで、会えることをとても楽しみにしていてもそうなります。

高校時代からの唯一の友人でも同じです。先日も久しぶりに会ったのですが、いざ会うと緊張してしまい、赤の他人のように離れて歩きます。よく女性同士でくっついて喋っている人を見ますが、私にはとてもできません。常に無意識に、手を伸ばしても届かないくらいの距離をあけてしまいます。

彼女にもやはり、すごく意識を向けないと普通に話せませんでした。言葉に詰まってしまったり、思った所で相槌が打てなかったり、言葉が単調でぶっきらぼうになったりと色々大変です。自分でも「幼い感じ」の対応になっていると思います

 

長い時間、ずっと女性だけといるのはどうしても辛いです。高校からのその友人と、最近親しくなっていつも何かと面倒をみてくれるお姉ちゃんだけは、直ぐにお酒が入ったこともあり5~6時間二人で過ごせました。私の最長記録です。でも基本的には、数分話すのがやっとです。

文面なら平気です。とても楽しいのでたくさん喋れます。でも対面だと逃げたくなってしまうので、他に男性がいるときはずっとそっちにいます。本当はたくさん喋りたいことがあるのです。それなのに、いつも近くに行けなくてごめんなさい。

相手が女性の場合は、以上で終わりです。最近はとても仲良くしてもらえることが増えて会う機会も多くなりましたが、以前はそもそも仲の良い女性がほぼいませんでした。だからまだ慣れていないのかもしれません。これから少しずつ近づけるようになるのかもしれません。

 

 

そして恐らく問題が大きいのは、相手が男性の場合だと思います私は距離を詰め過ぎる傾向があります。もちろん嫌いな人には近づきませんが、少し仲良くなってきたり、これから仲良くなりたいと思っている人が相手だと、一気に近づいてしまいます。

「自分の中」での相手との心理的な距離感が、そのまま物理的な距離感に表れてしまうようです。特に、二人で話しているときに顕著になるように思います。

これはずっと無意識で、自分では気がつきませんでした。確かに、今までに「近すぎ!」と退かれたことが何度もあります。その度に、そんなに私は嫌われているのかと悲しく思ったのですが、どうやら私が近づきすぎだったようです。

私は実際の親密さや、相手が感じる距離を全く考慮せずに、自分の感覚だけで接してしまうのだと思います。好きな相手には、たくさん話を聞いてみたい気持ちがあります。それでも実際に会うとなかなか思ったことが言葉にできないので、代わりに近づいて行ってしまうのではないかと思います。

 

これは男女問わずですが、私は二人きりでないと落ち着いて話せません。ワイワイ楽しく馬鹿ふざけをするなら大勢でもいいのですが、そうなると本当に聞きたいことが聞けません。

他の人がいるとそちらに気を取られてしまい、いつもなぜか、本当に話したい人から離れた場所に行ってしまいます。傍に行ったとしても、その状況では話したいことが話せないとわかっているので、無意識に避けてしまうのかもしれません。結局、本当に話したい人とは全く喋れずに終わってしまうことが多いです。

そんなことばかりなので、どうしても話がしたいときには私は二人きりで会いたいのです。とくに普段、文面ではどうしても長くなったり聞きにくかったりすることは、実際に会えたときに聞いてみたいと思っています。

 

私が距離を詰めてしまっても、元々性格がオープンな人ならそれで一躍意気投合します。昔からの友人だったかのように、初日から何でも話せてしまいます。ただ、当たり前ですがそういう人は多くはいません。大抵は警戒されます。私はよく「怖い」と言われます。

それは、私が女性だからだというのもあると思います。私はどうも、そういう所に無自覚過ぎるようです。恋愛感情というものは自分でもよくわかっていないと思うのですが、それでも私は子供ではないので、性に対する自分の意思は持っています。ただ、やはり距離感がよくわからないので、自分ではそんなつもりはないのに相手に怖がられたり、反対に嫌な思いをしたりすることが度々あります。

今だからわかるのですが、私は相手を「ひとりの人」として好きだから二人で話したいと思っても、相手はそう思ってくれないことがあります。過去にすごくちゃんと仲良くなれたと思っていた人に、突然むりやりされてしまったこともありました。その人は私の「地元のお兄さん」のような人だったので、今でも思い出すととても寂しく感じます。(その話は書くと長くなってしまうので、またの機会に書きます)

 

最近は少しは自覚できているので気をつけるようにしていますが、それでも好きな人が相手だと、気がつくと近づいてしまっています。その上困ったことに、相手がとても信頼している大好きな人だと、気を抜くとくっついてしまっていることがあります。話しているときに、相手に触れていると安心するからです

私は恐らく、対面で話していても相手が何を思っているのかがわからないので、どうしても不安になるのだと思います。見てもわからないので、触れることで確認をしたいのだと思います。昔から、私は人の体温が好きです。

今はそれでもスルーして普通に接してくれるような有難い人が多いので、本当に助かっています。しかし、やはりもっと意識して近づきすぎないようにしなければいけないなと思います。今この話を書いていて、過去に突然避けられてしまった人も、もしかしたら私が近づき過ぎてしまったことが原因なのかもしれないと思いました。距離感を間違えて大好きな人を失ってしまうのは、もう本当にこりごりです。

 

( →【うさぎ年表】での分類:アスペルガーを疑いはじめる )