glay-usagi’s diary

ASDグレーゾーン「うさぎ」の、理解されない人生の記録

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両親との思い出

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私は一人っ子なので、生まれたときから両親と三人で暮らしていました。当時はまだ一人っ子は珍しく、同級生にはほとんど兄弟がいた時代でした。

物心付く前の記憶は当然ありませんが、その頃の写真を見る限り「普通の家庭」だったと思います。大切に育てられたのだと思います。でも私には、両親との良い思い出がほとんどありません。

少なくとも小学校に上がる辺りから、私は両親といて安心できたことがありませんでした。両親は、私にとって脅威でした。常に監視されている気がしていました。怒られた記憶ばかりが残っています。

 

それでも長期休みに家族で旅行に行ったり、誕生日やクリスマスに家でケーキを食べたり… ちゃんと一人娘として大切にされていたのでしょう。なぜなら、写真があるからです。

私の幼い頃の家族の記憶は、そのほとんどが「後から写真で見た」場面… 実体験として覚えているのは、空の色や景色ばかり。写真の場面以外で覚えているのはほんの僅かです。

  

物心付いてから、私は両親に甘えた記憶がありません。ワガママを言ったり、喧嘩を売ったりしたことはあります。でも、抱きしめられるなどのスキンシップは思い出せません。手を繋ぐのは、危ない時。私にとっては「しなければならないこと」でした。

一人っ子でしたので他と比べることもなく、それが当たり前だと思っていました。疑問を持ったこともありませんでした。しかし大人になって、そうではない親子もいると知りました。

お父さんやお母さんと楽しそうに笑い合ったり、くっついたりしている子どもがいると、ついじっと見てしまいます。そして、何とも言えない寂しさを感じます。

 

私はもっと、両親に甘えたかったのだと思います。抱きしめられたかったのだと思います。その反動がセックス依存だったのかもしれないと感じています。

  

( → 【うさぎ年表】での分類:幼稚園時代 )